禁煙外来について

喫煙は、ニコチン依存症という脳疾患であり、全身の合併症をもたらす全身性疾患です。

禁煙外来：月～金に行っています。
（木曜午後は休診）

バレニクリン酒石酸塩錠（チャンピックス）による治療とニコチンパッチによる治療が保険診療で行えます。禁煙を少しでも考えているなら一度ご来院ください。

禁煙外来（保険診療）は現在2種類の治療法があります。
【バレニクリン酒石酸塩錠による治療法】
ニコチン受容体へのニコチンの結合を妨げることで喫煙時の間隔を妨げ、また少量のドーパミンを放出することで離脱症状を軽減します。
【ニコチンパッチによる治療法】
たばこに含まれているニコチンをテープに塗ってあるニコチンで代替し、
そのニコチンの量を徐々に減らして離脱するという方法です。

副作用・禁煙作用などを考慮すると、バレニクリン酒石酸塩錠（チャンピックス）が第一選択薬となります。

禁煙することのメリットをまず理解し一緒にがんばりましょう。

当院の禁煙外来のながれ

《第一回外来日》
●禁煙外来についての説明etc.
・禁煙する理由についての確認
・ニコチン依存度テスト
・呼気中CO測定
・たばこの害について
・ニコチン代替療法とバレニクリン酒石酸塩錠の治療について
・治療薬の副作用の説明
・今後の日程について
・禁煙宣言書と禁煙日誌について
●全身のチェック　レントゲン・呼吸機能検査（行わない場合もあります）
→結果説明
＊ メールでのサポートも行っていますので、ご希望の方はお知らせください。

【注1】上記は基本的な流れです。状況により変わることがあります。
【注2】基礎疾患によっては、ニコチンパッチやバレニクリン酒石酸塩錠が使用できないことがあります。

《費用はいくらかかるの？》
一般的に計5回の通院となります。
検査を行わず初診料・管理料・処方料等のみの場合3割負担（保険診療）の方は、
初診時（2週処方）：3,540円
2回目（2週処方）：3,250円
3～5回目（4週処方)：5,350円

肺年齢について

タバコを吸っていると、肺の機能は同年齢の健康な人とくらべると低下して行きます。
呼吸機能検査をすることで、おおよその肺年齢を出すことができます。あなたの現在の肺の状態は、何歳ぐらいの肺に当たるのか検査してみましょう。